この記事では、WordPress上の数式プラグインの一つである、MathJax-LaTeXを導入して、他の代表的な数式プラグインのKaTeXとの比較を行います。
以前、
WordPressで最も簡単にLaTeX書式の数式を表現する方法(KaTeX)
と題して、WordPress上の数式プラグインであるKaTeXを紹介しました。
たしかにKaTeXの導入は非常に簡潔で、すぐに数式を利用できるようになりました。
しかし、KaTeXにおけるルート記号のバランスや、数字が妙に大きく表示される点などが気になっていました。
今回は、その問題を解決するために、MathJax-LaTeXという別の数式プラグインを導入しました。
導入にあたっては、こちらの記事を参考にさせていただきました。
WordPressで数式を入力できるようにMathJax-Latexを導入したがうまくいかないあなたへ
上のブログにも書いてありましたが、MathJax-LaTeXを導入する上で注意しなければいけない点は、
- プラグインを追加したあと、きちんと有効化する
- 設定 → MathJax-LaTeX → Force Load にチェックをする
- 一度は記事の最初にショートコードとしてmathjaxを[]でくくったものを追加する
の3点です。
ショートコードは、一度表示に成功したあとは消しても大丈夫なようです。
私の場合もそうでした。
使い方は簡単で、文中の数式ならLaTeX形式の数式を$で挟み、改行して強調したいなら$$で挟むだけです。
最後に、KaTeXとMathJax-LaTeXの比較を行って終わりにしたいと思います。
KaTeX
x = \frac{-b \pm \sqrt{b^2-4 a c}}{2 a}MathJax-LaTeX
$$ x = \frac{-b \pm \sqrt{b^2-4 a c}}{2 a} $$
私にとってはMathJax-LaTeXの方が数式のバランスが良いように感じました。
なので、今後はMathJax-LaTeXの方を使うことにします。
まとめると、
- 導入が最も簡単なのはKaTeX
- 導入にひと手間必要だが、数式のバランスが美しいのはMathJax-LaTeX
ということで、一度導入してしまえば使い勝手は変わらないので、私としてはMathJax-LaTeXの方をおすすめします。