論文紹介

論文翻訳アプリ「ほん訳こんにゃく」が凄すぎる話

投稿日:2020年8月19日 更新日:

こちらのnote

ほんやくこんにゃくをつかおう

を読んで、私も「ほん訳こんにゃく」を導入してみたのでインストール方法のメモを残します。

「ほん訳こんにゃく」とは、こちら

「ほん訳コンニャク」 を食べて 論文を読もう

で開発された、”論文のURLを投げれば、全文翻訳付きのPDFを生成するプログラム“です。


インストール方法は、Githubを参考にしました。

すでにpython環境があって、ターミナルの操作もある程度慣れている方向けだと思われます。

さらに私はMacユーザーなので、インストールにhomebrewも用いました。

(1) まず、pipでTranslation-Gummyをインストールします。

pip install Translation-Gummy

(2) 次に、brewでwkhtmltopdfをインストールします。

brew install Caskroom/cask/wkhtmltopdf

(3) 最後に、好きなブラウザにSeleniumをインストールします。これには公式のドキュメントを参照するのが良さそうです。

私は最初Firefoxにインストールしようとしましたがよく分からなかったので、Githubのマニュアルに例として載っている、Chromeを用いることにしました。

以下の手順でSeleniumをインストールすることに成功しました。

(3-1) Chromeで”chrome://settings/help”を開いてバージョンを確認します。私の場合84.0でした。

(3-2) いま確認したChromeのバージョンに合ったドライバをここからダウンロードします。

(3-3) ダウンロードしたファイルを展開してダブルクリックすると、おそらくセキュリティの問題で開けないので、環境設定の「セキュリティとプライバシー」を開くと、実行許可を与えるボタンがあるのでそれを押して許可を与えます。

(3-4) chromedriverをダウンロードしたディレクトリに移動して、

mv chromedriver /usr/local/bin/chromedriver

としてchromedriverを移動させます。

(3-5) 最後に権限を与えればインストールは完了です。

chmod +x /usr/local/bin/chromedriver 

ターミナルで

gummy-translate "This is a pen."

と入力してみて、翻訳されればインストールは成功です。


さて、肝心のpdfの翻訳機能ですが、使い方は、

gummy-journal "論文のURL"

とすれば翻訳されたpdfが~/.gummyにダウンロードされます。

最初に紹介したnote記事にも書かれている通り、原文の横に日本語訳が表示されるので、かなり便利です。

もちろん機械翻訳なので精度に限界はありますが、全体の概要を掴むには便利そうです。

以上、論文を読む際に役立つツールの紹介でした。

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