私は今までの多面体の記事を書くにあたってMathematicaというソフトを利用しているのだが、Mathematicaの機能にはかなり便利なものもあって、その一つを使ってみたので紹介する。
実は、有名な多面体のデータは最初から含まれており、それを呼び出すだけで画像を生成できる。
例えば、PolyhedronData["RhombicDodecahedron"]
と書くだけで、次の画像が得られる。
![](https://science-fun.net/wp-content/uploads/2020/08/301c21d7965e9294d6ff8169cd219275-1.png)
これは菱形十二面体だが、RhombicDodecahedron
の部分をRhombicTriacontahedron
とすれば、菱形三十面体が得られる。
この多面体はまだ紹介していないが、いずれ記事でも詳しく説明したいと思う。
![](https://science-fun.net/wp-content/uploads/2020/08/08511588b4cb76f6853ddf94a813c6cd.png)
他にも、RhombicIcosahedron
とすれば、菱形三十面体の一部の面を取り除くことによって得られる、菱形二十面体の画像が作れる。
![](https://science-fun.net/wp-content/uploads/2020/08/ab51af5a8cac698e8a0b32d36cbd929b.png)
また、次の多面体は星型をしており、菱形六十面体と呼ばれている。
これはRhombicHexecontahedron
とすれば良い。
![](https://science-fun.net/wp-content/uploads/2020/08/657b740d5295bc6b851d6972867e6b69.png)
最後に、菱形九十面体である。
描くにはRhombicEnneacontahedron
とする。
これは今までとは違い、2種類の菱形からできている。
![](https://science-fun.net/wp-content/uploads/2020/08/9561c3b7ccd3f49a0389e3fc5ac861a3.png)
以上、いろいろな菱形多面体たちを紹介してきた。
今回はここまで!